【2026年版】ウッドデッキDIY完全ガイド|初心者でも週末2日で完成!材料・設計・施工手順まるわかり

ウッドデッキを自分で作る方法を初心者向けに完全解説。材料選び・基礎工事・施工手順7ステップ・塗装まで、実体験と失敗談をもとにまとめました。業者30万円→DIYなら5万円から。予算別プランも。

「ウッドデッキ、業者に見積もり取ったら35万円って言われた……」

去年の春、まさに私がそうでした。庭にウッドデッキが欲しくて業者に相談したら、2畳サイズで35万円。材料費を調べたら8万円くらいだったので、「差額27万円は工賃か……自分で作れないかな」と思ったのがDIYの始まりでした。

結論から言うと、作れました。しかも週末2日で。もちろん失敗もたくさんあったし、途中で「やっぱり業者に頼めばよかった」と思った瞬間もあった。でも完成したときの達成感は、35万円じゃ買えないものでした。

この記事では、私が実際にウッドデッキを作った経験をもとに、材料選びから施工手順、塗装、メンテナンスまで全工程をまとめています。予算3万円のミニデッキから15万円の本格デッキまで、予算別のプランも用意しました。

ウッドデッキDIY、業者に頼むと30万円→自作なら5万円から

業者見積もり vs DIY費用の比較表

まず、ウッドデッキにかかる費用を整理しておきましょう。

項目業者に依頼DIY(キット)DIY(自作)
材料費込み50,000-120,000円30,000-80,000円
工賃150,000-250,000円0円0円
工具代不要0-30,000円0-30,000円
副資材込み5,000-10,000円10,000-20,000円
合計250,000-400,000円55,000-160,000円40,000-130,000円

2畳サイズ(約3.3㎡)の場合、業者に頼むと25〜40万円。DIYなら4〜16万円。差額は10万円以上。この差額を見て「自分でやろう」と決意する人が多いんですよね。

ただし、工具を持っていない場合は工具代が上乗せされます。インパクトドライバー丸ノコは必須で、合わせて2〜3万円。すでに持っている人なら、材料費だけで済むのでさらにお得です。

初心者でも本当に作れる?→ キットなら週末2日で完成

「DIYなんてやったことないけど大丈夫?」——大丈夫です。ただし、条件があります。

キットを使う場合:週末2日で完成。木材がカット済みで、説明書通りに組み立てるだけ。IKEAの家具を組み立てたことがある人なら、問題なくできます。

完全自作の場合:週末3〜4日は見ておいた方がいい。木材のカット、基礎工事、組み立て、塗装……工程が多いので、焦らずじっくり取り組むのがコツ。私は「1日目:基礎、2日目:骨組み、3日目:床板、4日目:塗装」の4日間で完成させました。

正直、一番大変だったのは基礎工事。束石の水平を出すのに半日かかりました。ここさえクリアすれば、あとは「切って、打って、塗る」の繰り返しです。

ウッドデッキの材料選び|天然木・人工木・SPF材の違い

材料選びは、ウッドデッキの耐久性とコストを左右する最重要ポイント。大きく分けて4つの選択肢があります。

SPF材(3万円〜):安いが防腐処理必須、初心者の練習に

ホームセンターで手に入るSPF材(2×4材、2×6材)は、ウッドデッキ材としては最安。2畳サイズなら材料費3万円程度で収まります。

ただし、SPF材は屋外使用に向いていません。防腐処理をしないと、2〜3年で腐り始めます。私の友人がSPF材でウッドデッキを作って、防腐塗料を塗らなかったら、2年目の梅雨で床板がブヨブヨになっていました。「3万円ケチって、2年で作り直し」は本末転倒ですよね。

SPF材を使うなら、防腐塗料(キシラデコール等)の2度塗りは必須。さらに年1回の塗り直しが必要。手間を考えると、最初からもう少し良い材料を選んだ方が、トータルコストは安くなることが多いです。

SPF材が向いている人

  • とにかく安く作りたい
  • 1〜2畳の小さなデッキで試したい
  • 毎年メンテナンスする覚悟がある

ウエスタンレッドシダー(8万円〜):天然防腐、バランス最良

私が自分のウッドデッキに選んだのが、ウエスタンレッドシダー。カナダ産の針葉樹で、天然の防腐成分を含んでいるため、無塗装でも10年以上持ちます。

価格はSPF材の2〜3倍ですが、メンテナンスの手間を考えるとコスパは良い。木目も美しくて、経年変化でシルバーグレーに変わっていく様子も味があります。

加工のしやすさもポイント。ハードウッドと違って柔らかいので、丸ノコでサクサク切れるし、ビスも下穴なしで打てる(ただし端は割れやすいので下穴推奨)。初心者にとって「加工しやすい」というのは、想像以上に大きなメリットです。

レッドシダーが向いている人

  • コスパと耐久性のバランスを重視
  • 天然木の風合いが好き
  • メンテナンスは最小限にしたい

ハードウッド(12万円〜):最高耐久、メンテフリー

イタウバ、ウリン、セランガンバツなどのハードウッドは、耐久性が最強。無塗装で20〜30年持つと言われています。公共施設のウッドデッキにも使われている実績があります。

ただし、硬い。本当に硬い。丸ノコの刃がすぐ消耗するし、ビスを打つには必ず下穴が必要。下穴を開けずにビスを打とうとしたら、ビスの頭が飛んだことがあります。初心者にはちょっとハードルが高い材料です。

価格も高め。2畳サイズで12〜15万円くらい。ただし、30年メンテフリーと考えれば、年間コストは最安になります。

ハードウッドが向いている人

  • 一度作ったら長く使いたい
  • メンテナンスは絶対にしたくない
  • 予算に余裕がある
  • 電動工具の扱いに慣れている

人工木材(10万円〜):均一品質、メンテフリー

木粉と樹脂を混ぜた人工木材は、天然木のような見た目でメンテナンスフリー。反りや割れがなく、品質が均一なのが最大のメリットです。

YKK APの「リウッドデッキ」やLIXILの「樹ら楽ステージ」が有名。キットとして販売されているので、組み立てるだけで完成します。

デメリットは「DIY感」が薄いこと。天然木のような経年変化の味わいはないし、「自分で木を切って組み立てた」という達成感も少ない。あと、真夏は表面がかなり熱くなるので、裸足で歩くとヤケドしそうになります。

人工木材が向いている人

  • メンテナンスフリーが最優先
  • 均一な仕上がりが好き
  • キットで簡単に作りたい

結論:初心者はキットかレッドシダーがおすすめ

迷ったら、この2択で考えてください。

  • 手間を最小限にしたい → 人工木キット(YKK AP リウッドデッキ200)
  • 天然木の風合いが欲しい → ウエスタンレッドシダー

SPF材は「お試し」にはいいですが、長期的にはおすすめしません。ハードウッドは上級者向け。初心者の最初の1台は、キットかレッドシダーが無難です。

おすすめウッドデッキキット3選|組み立てるだけで完成

「木材を自分で選ぶのは不安」という人には、キットがおすすめ。必要な材料がすべてセットになっていて、説明書通りに組み立てるだけで完成します。

【1位】YKK AP リウッドデッキ200|人工木の定番

価格帯: 80,000〜120,000円(サイズによる) 材質: 人工木(木粉+樹脂) サイズ: 1.5間×6尺(約2.7㎡)〜 難易度: ★★☆☆☆

人工木デッキキットの定番中の定番。楽天でも常にランキング上位に入っています。

組み立ては本当に簡単。基礎さえ作れば、あとはビスで固定していくだけ。説明書も分かりやすくて、DIY初心者の友人が1人で組み立てていました(基礎は手伝いましたが)。

カラーバリエーションも豊富で、ウォームグレーやレッドブラウンなど、家の外観に合わせて選べます。10年保証付きなのも安心。

【2位】LIXIL 樹ら楽ステージ|デザイン性No.1

価格帯: 90,000〜150,000円 材質: 人工木 サイズ: 1.5間×6尺〜 難易度: ★★☆☆☆

LIXILの樹ら楽ステージは、デザイン性で選ぶならNo.1。木目の再現度が高くて、遠目には天然木と見分けがつかないレベルです。

価格はYKK APより少し高めですが、その分仕上がりの美しさは上。「見た目にこだわりたい」という人にはこちらがおすすめ。

【3位】ウッドデッキ倶楽部 天然木キット|天然木の温もり

価格帯: 50,000〜80,000円 材質: イタウバ(ハードウッド) サイズ: 約2畳〜 難易度: ★★★☆☆

「キットがいいけど、天然木がいい」という人にはこれ。イタウバのハードウッドキットで、カット済みの木材と金具がセットになっています。

人工木キットより難易度は上がりますが、天然木の質感は格別。経年変化も楽しめるし、「自分で天然木のデッキを作った」という満足感は人工木の比じゃありません。

予算別プラン|3万円・8万円・15万円で作るウッドデッキ

【3万円プラン】SPF材で1畳サイズのミニデッキ

材料数量価格
SPF 2×6材(12F)6本6,000円
SPF 2×4材(12F)4本2,800円
束石6個3,000円
鋼製束6本6,000円
ステンレスビス1箱2,500円
キシラデコール(4L)1缶4,500円
その他(金具等)-3,000円
合計約28,000円

1畳(約1.6㎡)のミニデッキ。庭に出るためのステップ代わりや、プランターを置くスペースとして使えます。

「ウッドデッキDIYってどんな感じ?」を体験するにはちょうどいいサイズ。これで自信がついたら、大きなデッキに挑戦すればいい。私も最初は1畳サイズから始めて、翌年に2畳に拡張しました。

【8万円プラン】キットで2畳サイズの標準デッキ

材料価格
YKK AP リウッドデッキ200(1.5間×6尺)80,000円
束石(キット付属の場合あり)0-3,000円
合計約80,000円

一番おすすめのプラン。キットなので材料の過不足がなく、説明書通りに作れば失敗しにくい。2畳あれば、テーブルと椅子を置いてくつろげるスペースになります。

週末の朝にコーヒーを飲んだり、夏の夕方にビールを飲んだり。「庭に出る理由」ができると、生活の質がグッと上がりますよ。

【15万円プラン】天然木で3畳以上の本格デッキ

材料数量価格
ウエスタンレッドシダー(床板)必要量60,000円
ウエスタンレッドシダー(根太・束柱)必要量30,000円
束石12個6,000円
鋼製束12本12,000円
ステンレスビス2箱5,000円
キシラデコール(4L)2缶9,000円
幕板・手すり材-15,000円
その他(金具等)-8,000円
合計約145,000円

3畳以上(約5㎡〜)の本格デッキ。BBQスペースとしても使えるサイズです。手すりを付ければ、小さな子どもがいる家庭でも安心。

業者に頼むと同じサイズで35〜50万円。DIYなら15万円。差額20〜35万円は、かなり大きいですよね。

このプランなら、手すり付きの本格的なデッキが作れます。手すりがあると見た目の完成度がグッと上がるし、洗濯物を干すときの物干し竿掛けとしても使えて一石二鳥。

ちなみに、15万円プランで余裕があれば、デッキの一角にパーゴラ(日よけの骨組み)を付けるのもおすすめ。シェードを掛ければ真夏でも快適に過ごせます。パーゴラの柱はデッキの束柱と一体化させると、強度が出て安心です。

ウッドデッキDIYに必要な工具リスト

必須工具

工具用途予算
インパクトドライバービス打ち15,000-25,000円
丸ノコ木材カット10,000-20,000円
水平器基礎の水平出し1,000-3,000円
メジャー(5.5m以上)寸法測定500-1,500円
差し金直角確認500-1,000円
クランプ(2個以上)木材固定2,000-4,000円

インパクトドライバーは、ウッドデッキDIYで最も使う工具。ビスを何百本も打つので、手回しドライバーでは腕が死にます。マキタかハイコーキの18Vモデルがおすすめ。

丸ノコは床板のカットに必須。キットを使う場合はカット済みなので不要ですが、自作する場合は絶対に必要です。165mmの刃で、2×6材まで1発で切れます。

水平器は地味だけど超重要。基礎の水平が取れていないと、完成したデッキが傾きます。私は最初100均の水平器を使って、見事に傾いたデッキを作ってしまいました。ちゃんとしたものを買いましょう。1,000円で買えます。

あると便利な工具

工具用途予算
サンダー塗装前の下地処理5,000-15,000円
ドリルドライバー下穴あけ8,000-15,000円
手ノコ微調整カット1,000-3,000円

サンダーは塗装前の下地処理に使います。木材の表面をサンダーで整えてから塗装すると、塗料の乗りが全然違う。手でやすりがけすると1時間かかる作業が、サンダーなら10分で終わります。

工具を持っていない人へ

「工具を全部揃えると3〜4万円かかるじゃん……」と思った人、安心してください。ホームセンターの工具レンタルという手があります。

カインズやコーナンでは、インパクトドライバーや丸ノコを1日数百円でレンタルできます。ウッドデッキDIYが1回きりなら、レンタルの方がお得。

ただし、DIYにハマると工具は何度も使うことになるので、長い目で見れば購入した方がコスパは良い。私は最初レンタルで済ませようとしましたが、結局3ヶ月後に全部買い揃えました。

木材のカットは作業台の上でやると安定します。地面に直置きで丸ノコを使うのは危険だし、精度も出ない。折りたたみ式の作業台なら、使わないときはコンパクトに収納できるので、庭に常設する必要もありません。

ウッドデッキDIY施工手順|7ステップで完成

いよいよ施工に入ります。7つのステップに分けて、初心者でも迷わないように具体的に説明していきます。

STEP1:設計・寸法決め

まず、デッキのサイズと形を決めます。

決めること

  • デッキのサイズ(幅×奥行き)
  • 地面からの高さ(掃き出し窓の高さに合わせる)
  • 手すりの有無
  • ステップ(階段)の有無

設計図は手書きでOK。方眼紙に1マス10cmで描くと分かりやすいです。私はA4の方眼紙に描いて、冷蔵庫に貼って毎日眺めていました。「ここにテーブル置いて、ここで朝コーヒー飲んで……」と妄想するのが楽しかったですね。

重要なポイント:掃き出し窓のサッシ下端から、デッキの床面までの高さを正確に測ること。ここがズレると、窓からデッキに出るときに段差ができて使いにくくなります。理想は窓のサッシと同じ高さか、1〜2cm低いくらい。

設計段階でもう一つ大事なのが、「デッキの下の排水」を考えること。デッキの下に水が溜まると、木材が腐りやすくなるし、蚊の発生源にもなる。地面に緩やかな勾配をつけて、水が流れるようにしておきましょう。私はこれを忘れて、梅雨時にデッキの下が水たまりになりました。後から勾配をつけるのは大変なので、最初にやっておくべきでした。

STEP2:基礎工事(束石の設置・水平出し)

ウッドデッキDIYで最も重要で、最も難しい工程。ここで手を抜くと、完成後にデッキが傾いたり、沈んだりします。

手順

  1. デッキの四隅に杭を打って、水糸を張る
  2. 束石を置く位置に穴を掘る(深さ15〜20cm)
  3. 穴の底に砕石を敷いて突き固める
  4. 束石を置いて、水平器で水平を確認
  5. 束石の周りにモルタルを流して固定

私の失敗談:最初に作ったとき、砕石を敷かずに束石を直接土の上に置きました。半年後、雨で土が沈んでデッキの一角が3cmも下がった。結局、一度解体して基礎からやり直すハメに。砕石の突き固めは絶対に省略しないでください。

水平出しのコツは、「1つの束石を基準にして、他の束石の高さを合わせる」こと。水糸を張って、すべての束石の上面が同じ高さになるように調整します。この作業、地味だけど半日かかります。焦らずじっくりやりましょう。

STEP3:束柱の設置(鋼製束 or 木製束)

束石の上に、デッキを支える柱(束柱)を立てます。

鋼製束を使うのがおすすめ。高さ調整がネジ式で簡単にできるので、水平の微調整が楽。木製束だと、高さを合わせるために何度もカットし直す必要があって面倒です。

鋼製束の上端に大引き(根太を受ける横木)を載せるので、束柱の高さは「デッキの床面高さ − 床板の厚み − 根太の高さ − 大引きの高さ」で計算します。

……と書くと難しそうですが、実際にやってみると「束石の上に鋼製束を置いて、高さを合わせて、ビスで固定する」だけ。鋼製束のネジを回すだけで高さが変わるので、水平器を見ながら微調整できます。

STEP4:大引き(根太)の取り付け

束柱の上に、大引き(おおびき)を渡します。大引きは床板を支える骨組みで、デッキの強度を決める重要な部材。

大引きの間隔は600mm(60cm)が標準。これより広いと床板がたわむし、狭いと材料費が増える。600mmを基準に、デッキの幅に合わせて調整してください。

大引きの取り付けは、インパクトドライバーでビスを打つだけ。ステンレスのコーススレッド(75mm以上)を使います。普通の鉄ビスだと、屋外で錆びてボロボロになるので注意。

ここで一つアドバイス。大引きを取り付けたら、床板を張る前にもう一度水平を確認してください。私は「まあ大丈夫だろう」と確認をサボって、床板を全部張った後に「あれ、微妙に傾いてる……」と気づいた経験があります。床板を全部外して大引きを調整し直すのは、本当に心が折れました。

STEP5:床板の張り付け

いよいよ床板を張ります。ここが一番楽しい工程。1枚張るごとにデッキの形が見えてきて、テンションが上がります。

手順

  1. 床板を大引きの上に並べる(板と板の間隔は5mm)
  2. 端から順番にビスで固定(1枚あたり大引きとの交点にビス2本)
  3. はみ出した部分を丸ノコでカット

板の間隔5mmがポイント。これは水はけのための隙間です。隙間がないと雨水が溜まって、木材が腐りやすくなる。5mm厚のベニヤ板をスペーサーとして挟むと、均一な間隔が保てます。

ビスの位置も大事。床板の端から20mm以上離すこと。端に近すぎると、木材が割れます。特にレッドシダーは端が割れやすいので、心配なら下穴を開けてからビスを打ちましょう。

床板を張るときのもう一つのコツは、「最初の1枚を完璧にまっすぐ張る」こと。最初の1枚が曲がっていると、2枚目以降もすべて曲がります。水糸を張って、それに沿って1枚目を固定するのがおすすめ。

あと、床板は「木表(きおもて)」を上にして張ること。木表とは、年輪の外側の面。木表を上にすると、雨水が溜まりにくくなります。逆に木裏を上にすると、板が反ったときに中央が凹んで水が溜まる。これ、知らないと意外とやりがちなミスです。

私の失敗談:最初の数枚、ビスを端から10mmの位置に打ったら、見事に割れました。「パキッ」という音がして、木材にヒビが入ったときの絶望感……。下穴を開ければ防げたのに、面倒くさがった自分を恨みました。

STEP6:幕板・手すりの取り付け

床板を張り終えたら、デッキの側面に幕板を取り付けます。幕板は見た目を整えるだけでなく、大引きや束柱を隠して、デッキの下に猫や小動物が入り込むのを防ぐ役割もあります。

手すりは、小さな子どもがいる家庭や、デッキの高さが40cm以上ある場合に取り付けましょう。手すりの高さは80〜100cmが標準。

手すりの柱は、大引きにしっかりボルトで固定すること。ビスだけだと、体重をかけたときにグラつきます。ステンレスのキャリッジボルト(M10×100mm程度)を使うと安心です。

STEP7:塗装・防腐処理

最後の仕上げ、塗装です。天然木の場合は防腐塗料の塗装が必須。人工木キットの場合は不要です。

おすすめ防腐塗料

  • キシラデコール:プロも使う定番。浸透型で木目を活かせる。4L缶で約4,500円
  • ウッドガード:キシラデコールより安価。DIYユーザーに人気。4L缶で約3,500円

塗装の詳しいコツは塗料おすすめランキングにまとめていますが、ポイントだけ書いておきます。

塗装の手順

  1. サンダーで木材表面を研磨(#120〜#180)
  2. 粉塵を拭き取る
  3. 1回目の塗装(薄く均一に)
  4. 4〜6時間乾燥
  5. 2回目の塗装(1回目と直角方向に塗ると均一になる)
  6. 24時間以上乾燥

私の失敗談:1回目の塗装を厚塗りしてしまい、ムラだらけに。乾いた後に見たら、濃い部分と薄い部分がまだら模様になっていて、かなりショックでした。「薄く2回」が鉄則です。焦って厚塗りすると、必ず後悔します。

塗装は晴れた日にやること。雨の日や湿度が高い日に塗ると、乾燥不良で塗膜が剥がれやすくなります。天気予報を確認して、2日間晴れが続く日を選びましょう。

ウッドデッキの塗装・防腐処理|長持ちさせるコツ

メンテナンス頻度とスケジュール

天然木のウッドデッキは、定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンス頻度所要時間
掃き掃除週1回5分
高圧洗浄年1〜2回30分
塗り直し1〜2年に1回半日
板の交換5〜10年に1回数時間

年1回の塗り直しは、春(3〜4月)がベストタイミング。冬の乾燥で塗膜が傷んでいるので、春に塗り直して夏に備える。秋に塗ると、冬の霜で塗膜が剥がれやすくなるので避けた方がいいです。

高圧洗浄は高圧洗浄機があると楽。デッキの汚れだけでなく、コケやカビも一発で落とせます。ケルヒャーのK2あたりなら1万円台で買えるので、ウッドデッキのメンテナンスだけでなく、外壁や車の洗浄にも使えて便利ですよ。

春に向けた準備タイムライン

今から準備すれば、ゴールデンウィークにはウッドデッキでBBQができます。

時期やること
3月上旬設計・材料注文
3月中旬材料到着・工具準備
3月下旬〜4月上旬施工(週末2〜4日)
4月中旬塗装・乾燥
5月〜ウッドデッキライフ開始!

木材の注文から到着まで1〜2週間かかることがあるので、早めに動くのがコツ。特に春はウッドデッキDIYのピークシーズンなので、人気のキットは品切れになることも。「欲しい」と思ったら、すぐに注文した方がいいです。

ウッドデッキDIYの失敗あるある5選と対策

私自身の失敗と、DIY仲間から聞いた失敗をまとめました。同じ轍を踏まないように、ぜひ参考にしてください。

1. 水平が取れていない → 水平器で何度も確認

症状:完成したデッキに水を流すと、一方向に流れていく。テーブルに置いたコップが滑る。

原因:基礎工事で束石の水平を正確に出せていなかった。

対策:水平器は100均ではなく、ちゃんとしたものを使う。束石を1つ設置するごとに水平を確認。大引きを取り付けた後にも再確認。「しつこいくらい確認する」のが正解です。

2. 木材が反っている → 購入時に選別

症状:床板を張ったら、一部の板だけ浮いている。隙間が均一にならない。

原因:反った木材をそのまま使ってしまった。

対策:ホームセンターで木材を買うとき、1本ずつ目視で反りを確認。端から覗いて、まっすぐなものだけ選ぶ。通販の場合は「反り・割れは交換対応」のショップを選ぶこと。

レッドシダーは特に反りやすいので要注意。届いたら、すぐに開封して平らな場所に置いておくと、反りが軽減されます。

3. ビスで木材が割れる → 下穴を開ける

症状:ビスを打ったら、木材の端がパキッと割れた。

原因:下穴を開けずに、木材の端にビスを打った。

対策:木材の端から30mm以内にビスを打つ場合は、必ず下穴を開ける。下穴のサイズはビスの径の7割程度(4mmビスなら2.5〜3mmの下穴)。

4. 1年で腐った → 防腐処理を怠らない

症状:SPF材のデッキが、1年目の梅雨でブヨブヨに。

原因:防腐塗料を塗らなかった。または1回しか塗らなかった。

対策:SPF材は必ず防腐塗料を2度塗り。木口(切断面)は特に念入りに。そもそもSPF材は屋外に向いていないので、予算が許すならレッドシダー以上の材料を選ぶのが根本的な対策です。

5. サイズを間違えた → 設計図を必ず書く

症状:完成したデッキが、掃き出し窓より5cm短かった。

原因:頭の中だけで設計して、実測しなかった。

対策:必ず設計図を書く。そして、材料を切る前に現場で寸法を再確認。「測って、書いて、もう一度測る」。大工さんの格言「二度測って一度切れ」は、DIYでも鉄則です。材料を無駄にしないためにも、設計図は丁寧に書きましょう。

よくある質問

ウッドデッキDIYにかかる時間は?

キットの場合は週末2日(土日)で完成。自作の場合は週末3〜4日が目安です。

ただし、これは「基礎工事を含む」時間。基礎を事前に済ませておけば、組み立て自体は1日で終わることもあります。

私のおすすめは、「金曜の夜に基礎工事、土曜に組み立て、日曜に塗装」のスケジュール。金曜の夜は日が暮れるのが早いので、ヘッドライトを付けて束石を設置していました。近所の人に「何やってるんですか?」と不審がられましたが。

賃貸の庭でもウッドデッキは作れる?

作れます。ただし、原状回復が必要なので、基礎を地面に固定しない「置くだけ」タイプにする必要があります。

束石を地面に置くだけ(モルタルで固定しない)にすれば、引っ越し時に撤去できます。ただし、台風や強風で動く可能性があるので、重しを載せるなどの対策は必要。

基礎はコンクリートじゃないとダメ?

土の上でも大丈夫です。ただし、束石の下に砕石を敷いて突き固めることが必須。砕石なしだと、雨で土が沈んでデッキが傾きます(私の失敗談の通り)。

コンクリートの上に作る場合は、束石の代わりにゴムパッドを敷くだけでOK。コンクリートは水平が出ているので、基礎工事が格段に楽になります。マンションのバルコニーにミニデッキを作る人もいますが、その場合は管理規約を必ず確認してくださいね。

ウッドデッキの下に雑草が生えてこない?

生えます。デッキの下は日が当たりにくいので成長は遅いですが、放置すると隙間から雑草が顔を出します。

対策は、施工前に防草シートを敷くこと。防草シートの上に砂利を敷けば、ほぼ完璧に雑草を防げます。施工後に敷くのは大変なので、基礎工事の段階でやっておきましょう。

天然木と人工木、結局どっちがいい?

これは「何を優先するか」で答えが変わります。

天然木が向いている人:木の温もりや経年変化を楽しみたい。DIYの達成感を味わいたい。メンテナンスも含めて「育てる」感覚が好き。

人工木が向いている人:メンテナンスは絶対にしたくない。均一な仕上がりが好き。虫が苦手(天然木はたまに虫が付く)。

私は天然木派です。レッドシダーのデッキが、年々シルバーグレーに変わっていく様子を見るのが好き。「自分で作ったものが、時間とともに味わいを増していく」——これはDIYならではの楽しみだと思います。

まとめ|今年の春はウッドデッキで庭時間を楽しもう

ウッドデッキDIYは、業者に頼むと30万円以上かかるところを、自分で作れば5万円から。しかも、完成したときの達成感は何物にも代えがたい。

初心者なら、まずはキット(YKK AP リウッドデッキ200あたり)から始めるのが安心。天然木の風合いが欲しいなら、ウエスタンレッドシダーがコスパと耐久性のバランスが良い。

施工で一番大事なのは基礎工事。水平をしっかり出すこと。ここさえクリアすれば、あとは「切って、打って、塗る」の繰り返しです。

必要な工具はインパクトドライバー丸ノコが必須。塗装前の下地処理にはサンダーがあると仕上がりが格段に良くなります。メンテナンスには高圧洗浄機も1台あると便利。

今から材料を注文すれば、ゴールデンウィークには自作のウッドデッキでBBQができます。庭に出る理由ができると、休日の過ごし方が変わりますよ。

私はウッドデッキを作ってから、毎朝ここでコーヒーを飲むのが日課になりました。鳥のさえずりを聞きながら、自分で作ったデッキの上で飲むコーヒーは格別です。あなたもぜひ、この春チャレンジしてみてください。きっと「もっと早くやればよかった」と思うはずです。